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予防接種のお話

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予防接種のお話

~ 二か月に入ったら予防接種を受けましょう ~

よく受ける質問3 つをQ&A 式にまとめてみます。

Q1. 以前よりどんな予防接種が増えていて、何を受けたらいいですか?
親御さんにしたら「急に予防接種が増えて大変」と思われることもあるでしょう。
でも、予防接種で大切な赤ちゃん子ども達の命を守りたい小児科医療現場としては喜ばしいことです。海外では20 年以上前から導入され、結果、細菌性髄膜炎が激減したヒブ、肺炎球菌の予防接種が日本にも5年程前からようやく導入され2011年から定期接種になりました。また、ロタワクチンも導入され受ける赤ちゃんが増えました。
そして、B 型肝炎ワクチンもぜひ、受けていただきたいです。【B型肝炎ワクチン】
年間発症率が高い肝臓癌、それを予防できるのはB 型肝炎ワクチンだけだという事実はあまり知られていません。
現在、日本では年間2万人以上がB型肝炎ウイルスに感染しています。
ひと昔前までは、母子感染(お母さんがB型肝炎ウイルスのキャリアー)に限って赤ちゃんに接種されてきました。ところが近年では、母子感染だけではなく、父子感染や感染経路不明(汗・唾液・涙・尿中に含まれています)で乳幼児がB 型肝炎ウィルスに感染する例が増えており、母子感染予防だけでは不十分だという事実がわかりました。特に、抵抗力の弱い3歳未満の乳幼児が、B 型肝炎ウィルスに感染するとキャリアになる可能性が高く、小児期でも肝臓癌を発症することがあります。WHO(世界保健機構)は全世界の赤ちゃんがB型肝炎ワクチンを受けれるように推奨してきました。先進国で定期接種をしてないのは、日本、北欧、イギリスだけです。そして、発展途上国の人のウィルスキャリア率が高く、日本にも持ち込まれることが増えています。
生後すぐから受けることはできますが、推奨時期は生後2ヶ月とされています。小児のうちに、できれば3歳までに予防接種3 回を受けて免疫をつけていただきたいです。

淡島こどもクリニック 松居ゑり子

Q2. 同時接種か単独接種かどちらがいいですか?
迷われる親御さんは多いですね。
結論は、どちらでも、有効性安全性は変わりなく、また副反応の確率も同じです。
肺炎球菌はヒブに比べて発熱する(10人に3~4人)ことがありますが、元気で半日か1日で解熱します。同時でも単独でもそれは変わりません。海外では、5~6 本同時接種が当たり前にされてきました。
日本でもこの数年3~6 本同時接種する赤ちゃんが増えてます。細菌性髄膜炎(日本では年間1,000人以上の乳幼児が発症してます)にかかると、亡くなったり、助かっても重い後遺症を合併する確率が高い重篤な病気です。
月齢が小さい赤ちゃんほど、細菌性髄膜炎にかかりやすいため、2ヶ月に入ったら、できるだけ早くに、ヒブと肺炎球菌の予防接種を受けましょう。単独の場合は、ヒブ( 細菌性髄膜炎の原因細菌がヒブ菌の方が多いため)を先に、1週間あけて肺炎球菌の順番でおすすめします。また、3ヶ月に入ったら、四種混合を受けることができます。この月齢の百日咳は重症化しやすいために、これも早くに受けていただきたいです。2ヶ月に入ったら、ヒブ、肺炎球菌、B 型肝炎、ロタワクチン予防接種デビュー、3ヶ月に入ったら前回4本2回目+四種混合がおすすめです。
もちろん、同時接種は強制ではありません。単独接種もしております。
ご不明な点は、医師に相談の上、決めていただくことも可能です。

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Q3. 水痘とおたふくワクチンどちらを先に受けたらいいですか?
海外では、どちらも定期接種で2 回されており、水痘もおたふくも発症する子どもはほとんどいません。日本では、どちらも、現在のところ、任意接種(H26年10月から水痘ワクチンが定期2回になる見込みです)です。
年間、水痘80万人、おたふく60万人のお子さんが発症しています。
中には、脳炎、髄膜炎、難聴を合併することもあります。どちらのワクチンも1歳になったら受けることができます。
水痘は3カ月~1年後(推奨は6ヶ月から1年後)に2回目を。
おたふくは数年後に2 回目をしておくと確実です。水痘とおたふくの同時接種も安全で有効です。
(1歳でMRと一緒に受けることもできます)別々で受ける場合は、地域で流行してる方を優先すること、また流行してないようなら、感染力の強い水痘から先に受けるとよいでしょう。

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予防接種(ワクチン)と注射部位のお話

0歳~1歳台の赤ちゃんは大腿(ふともも)に、2 歳以上のお子さまは上腕(うで)に
daitaibu_photo当院では H26年4月から、予防接種の注射部位は2歳未満の赤ちゃんには大腿に、2歳以上のお子さまには今までとおり上腕にいたします。日本では法律で一部のワク チン以外は皮下注射が決められていますが、他の国では大腿部に筋肉注射するのが普通です。米国では、大腿部であれば小さな赤ちゃ んでも片方に3か所くらい接種しています。日本でも、2011年に日本小児科学会が大腿部への接種を積極的にすすめる声明を出し、2012年に承認され、 同学会から医師や自治体向けの「予防接種ガイドライン」に大腿部接種がイラスト付きで推奨されています。大腿部推奨の理由は、痛みが少ないこと、同時接種 は場所を2・5 ㎝間隔をあけるために面積の広い大腿が適しているからです。
「世界標準」「腕より痛くない」「接種部位が広くて同時接種に適している」ことから、当院でも、ワクチンの種類・本数に関係なく統一いたします。親御さん に「横向き抱っこ」をしていただければ、簡単に安全にできます。大腿部接種を経験した親御さんは、次の接種も大腿部を希望する場合がほとんどです。
待合室で、【0~1歳台の赤ちゃんはふともも】【2 歳以上のお子さまはうで(上腕 )】に接種できるように、あらかじめ準備をしていただければ、お待たせする時間が短くなります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。ご質問などありま したら、気軽に医師にお声を掛けてくださいね。

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感染症後の期間

項目 期間
水痘 発病後4週間あけて接種
おたふく
麻疹
風疹
接触した場合 接触後 3週間 あけて接種

※接触の場合、すでにその感染症にかかった ことがある、及びその予防接種を2回している場合は問題なし
※水痘患者との濃厚接触72時間以内で 水痘ワクチンを接種すると発症を予防または軽く済む(帯状疱疹も同じ扱い)

項目 期間
インフルエンザ 発症後2週間あけて接種
りんご病
(伝染性紅斑)
手足口病
ヘルパンギーナ
突発性発疹 発症後3週間あけて接種

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インフルエンザワクチンのお話

流行する前にワクチンで免疫をつけておくことをおすすめします。目安は10月から接種し始め、遅くても12月中旬には終わるようにしましょう(接種して免疫がつくまでに2~3週間かかるため)。赤ちゃん子どもがインフルエンザウイルスに感染すると、大人に比べて中耳炎・肺炎を合併したり、なかには脳炎・脳症にいたることもあります。インフルエンザワクチンで感染を完全に予防することは難しいですが、受けておくとかかっても軽症で済むことが多いです。また、小さな赤ちゃんをインフルエンザウイルスから守るためには、ご家族全員がワクチンを受けることが一番大切です。

今年度のインフルエンザワクチンの1回接種量は、昨年と同じです。

6ヶ月 以上 3歳未満 は 0.25ml(3~4週間あけて2回接種)
3歳 以上 13歳未満 は 0.5ml(3~4週間あけて2回接種)
13歳 以上 は 0.5ml(原則1回接種ですがご希望に応じて2回します)

淡島こどもクリニック 松居ゑり子

東京都世田谷区代沢5-18-1代沢カラバッシュ2階 TEL 03(3422)9751

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